教えて会長〜ぅ!




エギングの極意

極意その@

 イカはポイントの見極めが大事だよ。まず居付きか回遊を狙うかのテーマを決めます。居付きのイカがおるなら三投以内でなんらかの反応があります。(ラインに反応がでたり、イカが見えたり等)反応がなければ次のポイントに小移動します。
 次に回遊狙いの考え方ですが、イカはなんのために回遊するんかを考えましょう。餌を探してるのか、決まった場所をマイグレーションしてるのか、サンクチュアリーを求めてさまよっているのか、色々ありますが、まずは餌を食う為に回遊してると思い込みましょう。で、餌となる種類は何かを考え餌となる種類は何かを考えるんやけど大体が小魚と思ってかまいません。そのベイトフィッシュの通り道に待ち伏せしているか通るであろう潮目や岩場、色々な変化を見極めてポイントを一つずつチェックしてその日のパターンをみつけます。
 
極意そのA
 餌木のカラーについて俺なりの考え方を紹介するよ。イカは色盲と一般的に言われていますが色の濃淡は識別できると思っとります。白黒テレビでも色の違いがわかるようにイカにもわかってるはずです。これかの時期キロオーバーを狙う場合ボトムステイを多用しますがじっくりとイカに餌木を見せて誘うのに効果的なカラーはアジ金(金テープグリーンバック)が俺的にはbPの実績が有ります。他に茶金テープや濁りに強いピンクバック赤テープ等、地味なカラーが実績あります。サイトで狙う場合は自分が見やすい色でOKです。
 色の使い分けですが個人的に赤テープは嫌いなのでほとんど金テープでまとめます。まずオールラウンドに使えるオレンジ、ピンク、は定番です。必ず持っておきましょう。緑、茶色系はデカイカ用として必要です。最低この4色は用意しておいた方が間違いないですね。
 各メーカーから色々なカラーが出てますが各自の好みで購入してね。以前こんな事がありました。関空の橋の下で濁っている程ではないが湯の花みたいな浮遊物がいっぱい流れて、煽影のチャートでしか反応しないという出来事がありました。他のカラーに変えてもあたりがなく、チャートに再び変えたらまた釣れ続くといった信じられない体験をしたのをおぼえています。その日の当たりカラーは存在するとあの日以来、信じています。後、個人的ですが勝負餌木、勝負カラーといった大会や取材で釣らなあかんときに頼れる武器が俺には有ります。それがアオリーQ煽影クリアーパロットです。もう製造中止なんですが・・・残念!

極意そのB
 極意その1ではポイント選び、極意その2では餌木のカラーについて書きましたが、今回は餌木ingテクニックについて少しだけ紹介しましょう。
まず、餌木を狙ったポイントにキャストします。餌木は放物線をえがき飛んでいきます。その後ろをPEラインが同じ軌道で仲良くついていきます。これが糸フケとなり餌木の着低をわかりにくくしているのです。
これをなくすのはキャストして着水したら素早くハンドルを巻きラインを一直線にします。
そしてベールをおこし竿先を水面近くに下げ、ロットを持っている方の人差し指で軽く押さえます。(ハンドルを持つ方の手で押さえてもOK) 餌木が沈むときにラインが出ていく位にスプールエッヂを指で触れてる感じがBESTですね。
で、ラインが止まれば着低ですが着低するまでカウントをとります。
このときに時計は見ず海の状況を見ながら自分のリズムで1・2・3・とカウントしますが注意するのはいつも同じリズムを身に付ける事! これが大事です。
餌木を使い込んでいけば沈下スピードが見えてきて何秒で何メートル沈むかが解ります。カウントする事であるていどの水深が解るのです。

誘い方はシャクリが今は一般的ですがストレートリトリーブも場所によっては有効なメソットです。
シャクリ方は大きく分けて2パターンです。
まず、ロットを大きくシャクル昔からのパターンで、その変形が二段シャクリやバイオレンスジャークがあります。
二段シャクリは日中にイカは釣れないと言われていた迷信を根底から覆した、イカの本能や習性を刺激してスイッチを入れる基本となるテクニックです。
一回目のシャクリで餌木の鼻先を上げ二回目のシャクリで大きくはね上げます。バイオレンスジャークはガンクラフト社長のガンちゃんがあみだし、中平君が命名した華麗なるテクニックです。餌木ingではショートロットと言われる7フィート程のロットで、ヒュンヒュンと素早くシャクって最後にチョンと軽くシャクリ餌木の方向を正して横抱きを防ぎ、しっかりフッキングするという一連の動作を言います田辺のジモティーは皆これです。

もう一つのシャクリ方は私や弓削さんがあみだした、リールを巻きながら小刻みにシャクリ上げ誘うテクニックです。 これをやりだしたのは、私や弓削さんは姿勢が前かがみで二段シャクリを長い時間してられないから自分らに合った効果的なシャクリは無いかと考えこのスタイルに辿り着きました。
二段シャクリでは2メートルはね上げるのにアピールは二回だけで、同じ2メートルはね上げるならダート回数を多くしてアピールを増やせばもっとスイッチが入りやすいと考えました。やり方は以前フィッシュマンの原稿にも書きましたが忘れている人もいるかと思いますので重複して説明しましょう。
キャストは最初に書いたとおりです。
着低したら素早くベールを戻しハンドルを自分の顔の方に向けます。
ハンドルを回すのではなく竿を自分の肩に向けシャクリます。
するとハンドルは自然と回っているのです。
これを数回繰り返し余分な糸フケを巻き取りラインテンションをかけながら餌木を沈めます。
着低したら同じ事を繰り返します。
アタリはラインの変化でみます。ラインが止まったり、横に動いたり、プンっと跳ねたり、イカの活性や群れの多さにより色々です。アタリがあればすぐにアワセるのではなく、しっかりと抱かせましょう。食腕にフッキングしているのはアワセが早い証拠でバレやすい状態といえます。
ドラグはしっかりとしめてきちんとフッキングしましょう。 身切れを心配してかよくユルユルのドラグにしてる人を見かけますが意味ないです。
釣れたのではなく釣ったイカは自分で納得できますよね。レベルアップを目指しましょう。
餌木をシャクルのは早い動きで誘い、ゆっくり沈むのがイカを誘って食わす動作になるのです。
 これが大事です!基本です!

次はストレートリトリーブ(ズル曳き)について書きましょう。
これは昔からあるテクニックで、深場ならキャストして底まで沈めます。
浅場ならキャストしてすぐにゆっくりリールを巻きます。アタリは急にグンとくるかモソモソっときたりします。アワセはムコウアワセがほとんどで、この釣り方だけはドラグをユルユルにします。どの位ユルユルにするのかというと、人差し指にラインをのせキャストするときにドラグがジリっと鳴る位ユルユルにします。たいがい食腕にフッキングするのでよく引きますがバラシも多いのでとてもスリリングです。ギャフかネットを必ず用意しましょう。
餌木は浅場ならチューニングした方が使い易いです。鉛を削りスローシンキングにする方法ですが文字では説明しづらいのでスポーツ&フイッシングニュースを参照して下さい。

お薦めポイントは大阪近郊なら我らシーブーンクラブが発掘したみさき公園裏が数、型ともにたのしめます。

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